内 湯

内湯の入口には飲泉所があります。

「養命泉」は炭酸冷鉱泉で、鉄味と塩味のついた温い炭酸水といった味。胃腸病、糖尿病、通風、肝臓病などに効果があり、宿では長らくこの鉱泉を加熱して浴用に使用してきました。宿の方によると、周辺の岩間からは鉱泉が自然湧出していて、山の動物や蝶がそれを舐めにやってくるそうです。体に良い物がちゃんとわかるのですね。

「真田家名水」は清水で、真田の殿様もお茶を立てる水として汲みに来たといいます。

内湯は朝夕男女入れ替え制です。
内湯「岩松」
湯舟は2つ。写真右側が源泉かけ流しの湯舟、左は清水の沸かし湯です。窓の外には涼み台があります。

源泉は注ぎ口では透明ですが、空気に触れると褐色に変化します。口に含んでみると、入口で飲んだ「養命泉」よりも炭酸と鉄の味がさらに濃い感じがします。

浴場内の清掃も行き届いていて気持ちいいです。


こちらがもうひとつの内湯「若菜」
洗面所もとてもきれいです。
右が源泉かけ流しの湯舟、左が清水の沸かし湯です。


広く取られた窓の外は一面の緑・・・癒されます。
清水は成分上は温泉ではないのですが、軟らかい肌触りで肌がすべすべになります。濃度の濃い温泉と交互にはいるのもいいのではないでしょうか。



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