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甲子温泉 〜旅館 大黒屋〜

かしおんせん だいこくや

福島県西白河郡西郷村真船字寺平1
甲子温泉大黒屋は阿武隈川源流域の山間に佇む一軒宿だ。

その歴史は古く、南北朝時代の1384年に禅僧の州安和尚がこの地で草案を結び修行していた折、「この山峡に霊泉あり。病患ある者にこれを教え、救われよ」とのお告げを受けたという発見伝説がある。時は下って寛永13年(1636)に将監高吉が白河城主より湯守に任じられたのが温泉場としてのスタートである。州安が出湯を発見したのが至徳元年甲子(きのえね)だったことから、甲子温泉と名付けられたという。かの白河藩主・松平定信もこの湯を愛し、別邸を建てて湯治したという名湯である。

【甲子温泉大黒屋 立ち寄り湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
今でこそ東北自動車道白河ICから約40分の快適なドライブですが、以前はまさに秘湯の一軒宿でした。旧国道289号線は九十九折の山道(甲子温泉から先は車両通行不能の登山道)で冬期は通行止めになるため、大黒屋も11月中旬から3月いっぱいは営業していませんでした。2008年に甲子トンネルが完成し、国道289号の新道が下郷町まで開通すると冬期通行止めは解消。大黒屋も通年営業になりました。

白河方面からだと3本目か4本目のトンネル「安心坂トンネル」を抜けてすぐ(本当にすぐです!行き過ぎないようにご注意ください)を左折して、急坂を下ると到着です。
通年営業を機に2009年にリニューアルした館内はとてもきれいです。
日帰り入浴も積極的に受け付けており、宿の方の対応も気持ちいい。このあと風呂を紹介しますが、入浴料金700円はとても良心的。日帰り入浴の時間は10時から15時です。

←貴重品ロッカーも用意されています。

大黒屋には混浴の「大岩風呂」、女性専用の「櫻の湯」、男女別に内湯と露天風呂がある「恵比寿の湯」の4ヶ所、6つの湯舟があります。
下の各画像をクリックしてご覧ください。
大岩風呂
恵比寿の湯
大岩風呂は甲子温泉大黒屋の代名詞のような浴場。ただし、そこへたどり着くには100数段の階段を下りる必要があります。それというのも・・・続きを読む 恵比寿の湯は食事処を曲がった先、大岩風呂に行く途中にあります。新しく造られたこの浴舎は秘湯の一軒宿とは思えないモダンな雰囲気・・・続きを読む

新国道が開通してアクセスが抜群によくなった甲子温泉大黒屋。昔を懐かしむ声もあるかもしれませんが、行きやすいにこしたことはありません。リニューアルして女性好みする宿になりました。そしてなにより150年以上の歴史を持つ大岩風呂は健在。立ち寄り湯客に対する対応も気持ちよく、次回は是非宿泊してみたい宿です。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★★ やなぎ妻: 未入湯
2014年8月18日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 単純温泉 / カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉
【源泉温度】 43.1℃ / 45.1℃  【pH】 7.8
【湧出量】220リットル/分 ・413リットル/分 (動力揚湯)
ノート】 源泉かけ流し
【効能】 神経痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔病など
【日帰り入浴時間】 10:00〜15:00
【入浴料金】 700円
【電話】 0248(36)2301
【HP】 甲子温泉大黒屋公式サイト
【地図】 
【アクセス】 東北道白河ICから国道289号経由で約40分
       JR東北新幹線新白河駅から送迎バスあり(9:15発 要予約)


  立ち寄りスポット白河の関跡


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